Ayako Narumi CAS

MY STAR

MY STAR
退屈な今日を繰り返していつの間にか今年もまた思い出に惹かれる季節がきた
ひとつまたひとつ朧げになっていく記憶を忘れることが大人になるってことなのかな
夢見てた未来と現実の違いに足が竦んで作り笑いさえ上手く出来ない
精一杯伸ばした手で抱き締められるだけの思い出
抱えて僕は僕の等身大でいこう
独り見上げたこの空に今はなにも見えていなくても
きっといつか見つける夜空に光る僕だけのひとつ星を
転ぶ度起き上がり痛みにも少しは慣れて後ろを振り返ることも少なくなったけど
知らない道や新しい風に触れる瞬間は、指先も声も震えて逃げ出したくなる
瞳は逸らさないで
呪文のように言い聞かせてる
最悪の場面なんて想像するだけ損なんだ
吹く風に身を任せて大地に足つけて歩こう
疲れたなら休めばいい
どうせなら見える景色全部楽しみたい
広げた手の中に今はなにも感じられないけど
きっといつか掴むんだ、涙の先の僕だけのひとつ星を
涙にも笑顔にも僕だけの理由がある
代わりなんて誰にも務まらない僕は僕の等身大でいくだけ
独り見上げたこの空に今はなにも見えていなくても
きっといつか見つける夜空に光る、一番星を

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