Ayako Narumi CAS

シーン31

シーン31

突然の電話 久しぶりの声に
何気ないフリしてもバレてるんだろう
いつだって全てを見透かして
てのひらの上で踊るぼくを嗤ってる

予測不能の君の行動に意味なんてないんでしょう
ぼくのストーリーは君にとってのアンソロジー
またね、なんて
期待は1ミリだってしてないよ

でも鳴き方を忘れてしまったぼくに
うたうことを教えてくれた
見つめていて
今だけはぼくのもの
零れ落ちる時間の記憶をぼくだけは刻み込む

君の残した香りがぼくを狂わせる
思い出すうたごえは溶けていく 闇の奥へ

いつもバッドエンド
(仮)のタイトルはいつかの映画の名台詞
ぼくのストーリーは伏線だらけで
何処にも辿り着けない
それでもいいと思えたの

だって鳴き方を忘れてしまったぼくに
うたうことを教えてくれた人
見つめていて
今だけはぼくのもの
零れ落ちる時間の記憶を
ぼくだけは刻み込む

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