EVENT 5/24(金) 21:30〜▶🎬ソロモンの偽証 前篇・事件 無料放送!
30回噛む響四郎キャス

本当にあった話2。

本当にあった話2。

以前居た和食系居酒屋での話。

その居酒屋は、小さい店ながら社長のこだわりが詰まった、「旨いもの」が出る店でした。

決して人気のある店ではありませんでしたが、味の分かる常連さんは週3で来る。

そんな「隠れた名店」的なお店。

職人出身の社長が選んだ大将の下で、私は厨房兼ホールといった感じ。

平日は、大将と私とバイト1人で回していました。

さて、その時は、社長の気まぐれで大間のマグロをお手頃価格で出していました。

大間のマグロといやぁ、言わずと知れたマグロの最高級品。味の分かる人は飛びつきますよね。

常連さんがホールのバイトに「この大間産の赤身ちょうだい!」と注文しました。

バイトも「はーい!大間産の赤身ですね。」と元気に復唱。

それを厨房から聞いていた大将が、テキパキと一人前を切って盛り付け、はいよっ!と出します。

出されたお刺身を見ると、うんうん、旨そうです。艶やかな赤色。それはまるで馬肉の赤身のような



ってか、これ馬刺しの赤身じゃん!?



大将ったら、「大間産の赤身」を「お馬さんの赤身」と勘違いしちゃったようです。

バイトの子に突っ込まれて、真っ赤になる大将。そして大爆笑のバイトと私。

どうやら、大間のまぐろなんて売れないと高を括っていたようです。

先入観から起きた珍事でした。




おまけ。

大将が作っちゃった馬刺し。
捨ててしまうのも勿体ないので、私が一計を案じました。
その常連さんの所に持って行って
私「はーいお待たせしゃーした!お馬さんの赤身でーす!」
客「っておーい!!お馬さんじゃなくて大間のマグロだよwww」
私「あれ!?大将が間違えちゃたかな?サーセン!馬刺しいらねっすか?」
客「いーよいーよ!これも食うし、マグロもくれよwww」
私「ありゃーす♪大将!大間のマグロも一丁!」
といった感じで馬刺しもマグロも売っちゃいましたとさ。
チャンチャン♪

コメント