歩いてんだか走ってんだか

歩いてんだか走ってんだか
立ち止まってんだかわからん日々
穴の空いたポケットに注ぐ命
誰かが捨てたジャリ銭にすら感謝して
昇る太陽と沈む夕日に手を合わせる
泥だらけの残像に希望を託す
今を生きるなんてカッコつけて
先を考える事から逃げたその足下
見える場所はドブか花畑か
誰かの幸せも誰かにとっちゃ不幸せ
だから気にすんな僥倖と虫の知らせ
無事に暮らせた事しっかりと生きた事
悩んで悩んで出した答えが
苦労だった事そして泣いた事
綺麗じゃないかもしれないけど
掌に咲くあなただけのナニカ
あなただけしか咲かす事のできないナニカ

今日が始まって今日が終わる
またねと手を振り笑うあなたが
今日を生き抜いた事に
気づきますように
あたりまえのような日々に感謝を

古びた公園のボロボロのブランコ
ハシャギ過ぎて落っこちた少年の
始まりの涙その後の爆笑
そしてしょーこりもなく向かう
ブランコへ向けた挑戦の眼差し
今となっては忘れた昔話
あの時絵に描いた人生とは
まるで違う生きる物語
主人公のつもりでしていた旅も
気づいた時には名もなき村人A
ちっぽけでちっぽけで
情け無くて泣きそうになって
掴んだ手の先に誰かを求めても
触れたモノは孤独だった

生きたい!って言えない
生きろ!なんて言いたくない
まだ死ねない
まだ死んでほしくない それだけ
、、、でもあなたの人生だ
生き方が自由なら
死に方だって自由なはず
どうせいつかはくたばるさ
ぞんぶんに楽しめ


今日が始まって今日が終わる
またねと手を振り笑うあなたが
今日を生き抜いた事に
気づきますように
あたりまえのような日々に感謝が
できないのは生きてる証拠だ

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